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2014年2月11日火曜日

iPhoneやiPadのDJアプリでモニタリングする方法

iPadやiPhoneで使えるDJアプリといえばこの3種のアプリです。


djay
djay2
TRAKTOR DJ

これらを使ってDJ Playをする際に必要になってくるのが次の曲のピッチを合わせたり曲の頭を探したりするのにモニタリングが必要になってきます。しかし、iPhoneやiPadは通常外部への音声出力はイヤホンジャックのステレオ1系統のみですのでマスターを出力するとモニターを出力する事ができません。今回は、モニタリングを可能にするシステム構築例を紹介します。

1.オーディオインターフェイスを使う

iPhoneやiPadに対応したオーディオインターフェイスを使えば簡単にモニタリング可能なシステムを構築する事が出来ます。

システム構築例

Traktor Audio6の場合


Traktor Audio 2の場合


しかし、このシステムを構築すると別途Camera Conection kitが必要だったり、本体価格がAmazonでTraktor Audio6で20000円位、Audio2で10000円くらいと結構お金がかかっちゃいます。

2.Audio I/O内蔵DJコントローラを使う

オーディオインターフェイスを内蔵しているDJコントローラを使う事でモニタリングもでき出力も搭載しているのでマスターアウトをアンプなどに繋ぐ事もできます。アプリのコントロールをする事もできるので安定性は不安視されますがフロアでプレイする事も可能です。


Pioneer DDJ WeGo2


Pioneerと言えばCDJシリーズでお馴染みですね。デジタルDJ機材の先駆者だと思います。デザインは未来型で今風ですね。

Vestax Spin2


DJ機材の老舗Vestaxから発売されているDJコントローラでiOSとの親和性は高いと思われます。デザインはスリムでクールな感じ!

こちらも両方共Amazonで35000円で更にお金がかかってしまいます。

3.オーディオスプリット機能を使う

djayとTraktor共に搭載されているオーディオスプリット機能。これを使用する事で安価でモニタリングできるシステムを構築する事が出来ます。

オーディオスプリット機能とは?

iPadなどのステレオ出力をモノラルで分岐して2系統にして片方をマスターアウト。もう片方をモニターアウトにできる機能です。

システムを組む上で必要な物

オーディオスプリット機能を使っ
て分岐させる場合、分配器やケーブルが必要になります。私の場合このようにシステムを組んでいます。


オーディオスプリット機能を使いLRを分岐させるのにSonyのPC-239Sを使用しマスターアウト側のモノラルをステレオに変換するSony PC236MSを使用しマスターをステレオでスピーカーから出しています。


モニターするヘッドフォン側は片方だけ聞こえればいいのでそのまま接続していますがステレオのほうが良い場合はヘッドフォン側にもSony PC236MSを使ってステレオにしましょう。
ちなみに今はDJアプリの普及でスプリットケーブルも発売されています。ケーブルのほうがスッキリしていていいかもです。

EXFORM iDJ SPLIT CABLE


このやり方なら2000円ちょいで導入出来るので経済的です。

アプリ側の設定

djayの場合は真ん中上にある設定アイコンから設定を開き


スプリット機能をONにすればOK
後はマスターとモニターの音量を調整します。


モニターする場合はプレイボタンの上にあるヘッドフォンのボタンを押してアクティブにすれば聞きたいほうのモニタリングができます。ヘッドフォンのボタンはスプリット機能をONにしないと表示されませんので注意して下さい。

Traktor DJでの設定は画面左部分からスワイプすると


インフォメーションセンターがニョリンと出てきます。


ここでSPLIT OUTPUTをONにします。これで設定完了。後はdjayと同じで画面上にヘッドフォンアイコンが出ますのでアクティブでモニタリングできます。

最後に

3種類のモニタリングの方法を紹介しましたがオーディオインターフェイスやDJコントローラを使用してのPlayは高音質で操作性も抜群ですが予算がまぁまぁかかってしまいます。とりあえず、DJをやってみたいって方はスプリット機能を使ってPlayするのがオススメです。iPadの大画面なら十分アプリを操作できますよ。




















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